“10ノット程で魚探を覗きながら船を走らせ魚群を見つけた”
こんな時その真上に船を乗せたいですね。
シャフト船はこれがめっぽう苦手です。
魚群が魚探の右端に出た時は急いでアスターンを掛けるけれど行き過ぎてしまう。
これを元の位置に戻すのは至難の業。
何しろ小回りは全く苦手ときている。
これが船外機やドライブ船なら推進機そのものが向きを変えるから
極端に言えばその位置で回転可能だからポイント上にぴたり乗せられる。
インボートも2軸あればこれが可能だが、一般には1軸だ。
だから余程大きな魚群なら別だが小さい群はたいがいあきらめざるを得ない。
ダボハゼ丸は高速艇仕様になっているから
舵自体も一般のインボート艇の半分の面積しかない。
つまり普通舵はプロペラの直径いっぱいまで、あるいはそれ以上カバーしてるが
水の抵抗を減らすためにプロペラの半径分しか賄っていない。
後進の舵なんてまるで利かない。
少しでも風があると舵を切っても反対向きに後進したりする。
時々マリーナの桟橋に入れそびれた時などは修正がきかず
(あのへたっぴ何やってんだ)
なんて見られてしまう。
そのかわり直進性はバツグンだ。
スローで直進してもふらつきは全くない。
これはインボートの良いところ。
でもこれもそれも慣れてしまえばどうにでもなる。
6年前に静岡ヤンマーから購入し進水した時
マリーナの給油桟橋から後進でスターンを南西に振れるように舵を切ったら
北東に向いてしまってどうにもならなかった。
一瞬えらい船買っちゃった、と思った。
その時同乗してた静岡ヤンマーのHさんが
「慣れですよ、慣れ慣れ」
と言った事が昨日の事のように思い出します。
なるほど慣れちゃいました。
もぉー大丈夫!
もっともあの時の南西風はけっこう吹いてたけど。
ダボさんも色々船に乗ってきたけどやはりインボートが一番いいなぁ。
そうそう、Hさん、、いい人ですよ〜。



