この島の東側、水深6〜7mの所に小さな洞窟があってこの中にいつ行っても
4〜5匹の大きなイシダイが入っていて
ボイトの小型水中銃(カスタム)で獲ってきた。
透明度が悪く懐中電灯で中を照らすが目が暗闇に慣れるまでは何も見えないが
少したつとイシダイの鰭がひらひらしているのが見えるようになる。
やがて魚の形がうっすら見えてくるので
水中銃の矢尻が魚にすぐついてしまう程近づけ
引き金を引くとイシダイは猛烈に暴れヘドロを巻き上げ中はすぐ見えなくなる。
それが静まるまで、その周辺の海底を持っていった板っぺらで煽ぐと
大アサリ(タコ貝と言っていた)が沢山獲れ、それをスカリに入れ持ち帰る。
何しろこのタコ貝掘っても掘っても貝の層でいくらでも獲れる。
そうこうしてる中、洞窟内のヘドロも収まってくるので2匹目のイシダイ突き。
こんな事を繰り返し中のイシダイは全部いただくことになる。
しま模様が消えた50cm以上の口の周囲が黒い立派な形だが食べては旨くない。
歯の上下を合わせて飾りものにした。
一週間も経ってから行くと又イシダイが入っている。
今でもあるかしら。あの洞窟。
こんなのが釣れたらさぞ豪快だろうなぁ。



