桟橋を暗いうちに離れ港内を超スローで航行しても
海面の状態は何が浮いているのかさっぱり分からない。
太い材木だって浮いてる可能性があり得るから
おっかなびっくりの操船となるが
そんなことものともせずにぶっ飛んで行く船もある。
漂流物が気にならないのかしらといつも思う。
注意していても大木などは海面すれすれに漂流してるのもある。
長い間にはこれらにプロペラを当ててしまって曲げたことも清水では2回ある。
いずれも海面に出てない材木だった。
ゴンッ!
とぶつけてから後ろを見ると当てた衝撃で海面に見えだしたなんてことがある。
こうなると車のホイールバランスが狂ったのと同じで
がたがた振動しシャフトやジョイントにも悪影響が及ぶ。
当然のこと修理となるがどんなに僅かな曲がりでも万単位の費用を要し
この部分は保険が使えないから痛い散財になる。
こんなことで暗い海面はデッドスローでの航行を余儀なくされる。



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