清水灯台を12ノットで南下。
程なく40mほどの立ちでベイトの反応。
密度は低いが広範囲にカタクチと小サバ混じりに見える。
所々にフィッシュイーターが突っ込んだ穴が見られる。
青物かタイか。
ではではと前回も活躍したダボ仕掛けを落とせば
直ぐにプルプルとベイトが針掛かり。
しかし狙い物はヒラメ、マゴチ、ホウボウの底物だから
中層魚の方が喰い付きが早いので先に掛かってしまうなぁと懸念してたら
その通りの展開となる。
海面上に仕掛けを上げずに落とし込むから
何本の針にベイトが付いてるかはわからないが
手に伝わるプルプル感から4本針全部に付いてるだろうと予想はつく。
さぁさぁどうぞ召し上がれと落とし込んだ途端ギュギューンと竿が絞られた。
この当たりというか喰いの良さというか、この釣法独特のもので
これを一度経験すると虜になること間違いなし。
針掛かりまでの駆け引きや難しさは皆無なので。
この引き具合からマダイと想像できる。
しかもでかい。
両軸手巻きリールで腕が疲れる。
この大きさになると腕クッションは限界まで使うことになる。
澄潮の中、貫禄十分な姿がゆっくり浮上。
相手も相当疲れてると見え大人しくAさんのタモ入り。
前回同様4.1kgで金赤の立派なやつ。
これが1発目で以降7発炸裂することになる。
しかし3発目までマダイばかりで本命が来ない。
ここではマダイは外道ですから。
本命は底物なので。
この原因は多分これだろうと察しはついた。
小サバも針掛かりしてるので動き回りが激しく仕掛けの着底に時間ロスがあり
その間に中層のマダイが喰い付いてしまうからではないかと。
それならと30号の重りを40号に変えてみた。
これが大正解で本命のヒラメが連続して喰ってきた。
その代わり底物のマエソも連チャンで。
Aさんにはマダイが喰わなくヒラメ、ヤマハタなど底物ばかり。
「重りは?」
って聞いたら100号だって。
道理で落とし込み中マダイが喰ってる間がないわ。
しかし潮によってはマダイも底辺にいることもあるから
釣行毎この理屈が通用するとは限らないが。
この釣法ベイトの群さえあれば小学生だって楽しめ大物を手にできる。
いやいや魚釣りは難しく奥の深い部分もあるが
全くそんなもの関係ない楽しみもできるんですね。

1発目の炸裂。前回同様4.1kg。

続いて2発目も同サイズ。

3発目3.8kg。この3匹とも金赤できれいな魚体だった。

40号の重りに変えて4発目は本命のヒラメ2kg。

5発目も本命1.2kg。

外道中の外道だが6発目マエソ1.5kg。

7発目も上記写真同様。
マエソは超高級とされるカマボコ材料で
Aさんが薩摩揚げを作るので2匹Aさんに。
マエソといい沖ギスといい棒状形の魚は薩摩揚げの好材料なんですね偶然にも。

Aさん本命のヒラメ2kg。

こちらもAさんのヒラメ。

食べ頃サイズのマハタもAさんの竿に。

マダイをかけて弓なりの6:4調子竿。



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