さてと竿を出すと近くの漁師船が近付いてきて
鯛場でやってからこの場所はだめだと言うではないか。
始めからこの場所ならその規定は当たらないと。
長い間やってるけどこんな話は初めて聞いた。
でも職業漁師が言うのだからあながちでたらめではなかろうと他へ移動したが
一方以前に由比のシラス漁と遊漁掛け持ちの漁師から
由比海域の実釣時間は5時間までと聞いたことがある。
この界隈で沖釣りをしてる皆さん、この二件のことご存知だったでしょうか。
また鯛場近くではコマセ禁止で
一船で竿を出せるのは2人までなんて規定もあることご存知だったでしょうか。
つまりこのような規定を作り海を魚を
そして漁を守ろうという姿勢や努力はとても大切なことと思うのだが、
しかし以前にも書いたがシラス網漁をどう理解してるのだろう。
ほとんどの幼魚はこれによって正に一網打尽にされ
食物連鎖の自然が破壊される。
確かにごく小さな一部分の規定もあって然るべきだが
これらより何百倍、いや何千何万倍もの影響を及ぼすシラス漁は
何か良い知恵が働かないものだろうか。
富士川沖のシロギス一つ取ってもこの10年で小形化し
数も確実に減ってきてるのは皆さんご存知のはず。
原因はシラス漁だけではだいだろうが大きな比重は占めてるはずだ。
一般良識を持ち合わせた為政者が現れ漁師共々取り組めば
それほど難しい問題ではないように思うのだが。
漁師にも子供や孫がいて次の代に引き継いだ時
そこに豊饒な海があればそれがまた次に手渡せることになるのだから。
漁師さんの中にもきっとこれらの懸念を持ってる方もおいでかと思うが。




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