村上の人達はそれぞれの家独自の塩引鮭を作る。
家の軒下にぶら下げて乾燥させ旨味を作り出す。
日本海から吹きつける寒風に晒し程良い身の締りの“芸術品”が完成する。
これを捨てるところなく食べ尽くす。
もちろん尾鰭の先までも。
荒巻鮭は頭を上にして吊るすが村上人はこれを嫌い尾から吊るす。
腹も全部開いてしまうと切腹につながるということで
一部を切らずに残すという手間を惜しまない。
鮭の持ち味を全て引き出す技は見事だ。
そして市販品はとても高価だ。

送られてきたのを軒に吊るしてみました。
村上では各家の軒先に10本単位で吊るしてあり冬の風物詩だ。
尾から吊るす。

腹を全部切ってなく一部が繋がっている。




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