アジ釣り用のサビキ針をせっせと作ってた時のこと。
チャイムが鳴った。
家人がいなくて門扉に出てみたら
幼い子連れで中年の男性が何やら宗教の勧めだと言う。
こっちは今サビキ針のチモトに赤色のラッカーを塗ってた最中で
手を空けるのためらって出てきたのに、まったくと思いながら。
「この子はあなたのお子さん?
この辺り何人かで回っているんですか?」
といくつか聞いてみたんだけどはっきりしたこと言わず
何でも私達の宗教団体がどうのこうので、なんて話を始める。
こりゃいかんと思って
「あなたこのお子さん学校行ってないの?
この暑い昼下がりに連れて歩いて可哀想でしょ。
大体ね宗教とバクチは胴元にならないとだめなの!」
って誰かの受け売りみたいなこと言ったら、そそくさと帰っちゃいましたよ。
しかしね、あんなことして回ってて
「ハイさいですか、じゃ入信しましょ」
なんて人いるんかしら。
あの人どうやって生活してんのかしら。
あの子供は一体何だったんだろう。
そんなこと思いながらサビキ針の続きをやろうとしたら
ラッカーの瓶の蓋するの忘れて出てきたもんだから固まっちゃったよー。
こんちくしょー。




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