2010年05月11日

風に立つ船

先日漁船タイプの船について触れましたが(5月7日付「船の選択」)
もう少し補足してみます。

バウがドッシリ君、スターンが尻軽女と表現しました。
具体的に言うとバウの船底形状が深いV形になっていること。
これは風に対して左右のふらつきを水の抵抗面積を大きくして
押さえる役目をします。

一方スターンの船底形状はフラットで尚かつ出艫があること。
フラットな船底は風に対して横に動きやすくなります。

極端に言えばバウは微動だにせず中心となり、
それを基点にしスターンがふらふら横滑りする
(実際はバウが中心になる船なんてありません。
もっと中心は後寄りになりますが原理として)のが理想ではあります。

で、これに出艫があれば鬼に金棒。
スターンデッキの最後部の下部が海面に接してない部分が出艫ですが
ここにスパンカーマストを立てスパンカーを展開すると
真下には抵抗となる水面がないから
言わばテコの原理が働きスターン部を動きやすくできる訳です。

もうひとつ重要な事は、上部構造物は低く小さくスターン寄りにある事。
これは風力をできるだけ後部で受けたいからです。
さらに理想を言えばエンジンの位置はドッシリ君に。
従って前寄りが理想な訳でその事からすれば
スターンドライブ船よりシャフト船の方が理にかなっていますね。

他は風の支点、船底の水面下の支点などのややこしい計算は略します。


人気ブログランキングへ にほんブログ村 釣りブログ 海釣りへ  GyoNetBlog ランキングバナー TREview
posted by ダボさん at 16:02 | ☁ | 【釣】−船の履歴書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする