いやいやこちとら魚はかーちゃんに丸投げよ、なんて方もおいででしょうが。
いずれにしても魚を触るのだから出刃と柳刃の一本ずつは家庭にある筈だ。
男の料理なんてものはハマり出すとその道具類に凝り出し
かーちゃんの目を盗んでえらい高級品を揃えニンマリするものである。
後で気付かれ大目玉を食らったりして。
しかし楽しいことですよね。
わたしも調理用具は一通り揃えてあるが決して高級品ではない。
強いて言えば中級品だ。
使いやすくよく手を入れて使えば高級品に劣らないと思って使いこなしている。
知り合いに一本40万円だなんて柳刃を持ってる人いるが
全鋼製だから中々使いこなすのが難しいと思うが。
さて前回イトヨリの炙り造りを昆布締めにした記事を書いたが
料理店ですら食べられない美味に仕上がって
850gのボリュームをかーちゃんと2人でペロリ食べてしまった。
と言っても近所の人にも少し食べてもらいその感想たるや絶賛だった。
口の肥えた人だがホッペおっことしてた。
この炙り造り、アマダイ、マダイ、アカムツなどによく合った料理なのだが
魚によって炙る秒数が異なることはご存知の通り。
炙り終わって余熱が取れたら脱水し昆布締めにして
その後、昆布から外し引いて盛り付け完成なのだが
炙り秒数が合ってなかったり柳刃の研ぎが完全でなかったりした場合
引いた時皮が身からズルズルと剥がれる現象がおこる。
こうなると折角の皮目を生かした盛り付けが台無しになってしまい
見映えが劣ってしまう。
使っている柳刃も鋭利か否か十分お気をつけください。
炙り造りの必携用具ハンドバーナー。
研ぎ減ってしまい元の長さがわからないが25cmと29cmが今の長さの柳刃。

