どう料理しても絶品だ。
1kg近くのはちきれんばかりの魚体が海面に現れたら誰でもそう思う。
ましてや活き締め血抜きをし腹わたまで取り去って
キンキンのクーラーに入れて持ち帰るのだから。
そいつを帰宅早々下ごしらえの3枚おろしにするのだが
おや、こいつは出刃にまつわり付かないな、と思われる個体がある。
つまり脂の乗りが少なそうで出刃の滑りが良く抵抗なく刃が進む。
身色も血抜きしてあるにも関わらずきれいだが赤っぽい。
塩焼きや干物にして食すとやはりというか
なるほど脂の乗りがいまいちで旨味に欠ける。
こんな場合は煮魚かフライにすると旨味が出る。
何が何でも夏場のゴマサバは絶対旨いとは言い切れない。


