特に今の時期冬眠を控え旺盛に採餌するため里山にも出没するとか。
春になれば冬眠明けでこれまた空した腹を満たすのに姿を現す、
春の山菜、その後すぐに根曲がり竹、そして秋にはきのこ狩りと
山に入ればそこにはマムシ、山ビル、スズメバチ、それにアブとブヨなど
人様に取って不都合な生物が多いが何と言っても極めつけは熊。
人間同様温和な性質と凶暴性を持った個体があり
村上の山中で一度近くで出くわしたことがあるが運良く前者の方だったらしく
危害を加えてくる素振りはなかったので助かったが
近くで見る黒く艶々した毛並みはやはり恐ろしい。
鈴もラジオも持ち合わせなく熊撃退用スプレーだけ携行してた。
スプレーの中はトウガラシエキスが圧縮空気の中に入っており
器具の上部取っ手を引くと噴射するようになっている。
この時は使わずに済んだが考えてみると熊と出くわした時5m以内に引き寄せ
風上に回って噴射するなんて咄嗟にできるのか甚だ疑問に思う。
風下からやったら自分が被害を受けてしまう。
しかも連続して5秒程度で出切ってしまうし。
第一相手が攻撃してきたら間違いなくパニック状態になり
冷静な判断ができるのか。
山中はどうか熊に出合わないようにと祈りながら歩くしか為す術がない。

熊撃退用スプレー。

ケースに入れベルトに付ける。
1万円近くするが気休め程度にしかならないように思う。

いつもなたは持っているがこの方がいざという時頼りになる気がするが
これだって本当に熊の前で振り回せるだろか。
マタギが著した本には鼻面をなたで打つのは効果的とあるが。


