摩周湖の縁を通り植村さんの待つ滝上へ。
地図上で見る道東から滝上はそれ程の距離はないのだが
直線で入れる道が無いため層雲峡を回らねばならず
これが結構な距離になる。
途中何本かの吹雪時待避用シェルターを抜け
知床半島の雪の斜里岳を眺めながら滝上を目指す。
吹雪時のシェルターが役立つ時期ももうそこまで来てる。
夕方には滝上に入りこの日の夜は植村さんと杯を交わす。

山の水族館内の天然イトウ(伊富魚とも書く)は1mほどの淡水魚で
昔、開高健が釧路で釣り上げて話題になった。


もうすぐここに避難する車が出る時期。

久々の摩周湖。

北海道の典型的道路。とにかく人もいなければ車もない。

知床半島の斜里岳は早くも雪化粧。


夕食は植村さんにセットしていただいた末広旅館で。
これが釧路の「絹」に勝るとも劣らない女将さん直々の手料理で
一流ホテルの料理長も勤まるほどの腕前に驚く。
そんなことからあまりにも美味で喰い気が先立ちほとんど写真を撮り損ねた。
我に返ったのは手を付けた後だった。
かろうじて撮れたズワイガニと八角は最高の食材。

植村さんの山で採れた椎茸とネマガリ。
皿はもちろん植村さん作陶。
大きなキンキを使った鍋料理、最高の食材で見事な盛り込みの刺身は
手を付けてから写真忘れに気付いた。
大失敗。
次の日は寄り道しながら小樽へ向かう。


