スミヤキは大きすぎるから片身を3つに切って浸した。
ドンコの身は軟らかく浸透が早いので15分。
スミヤキは脂が半端じゃないから40分。
時間になったらさっと流水で塩気を落とし
サラシで水分を拭き取ってザルに並べ冷蔵庫へ入れ一昼夜。
見るからに旨そうな干物が出来上がり。
もうひと手間かけるならこのまま日光に1時間ほど当てると旨味は増す。
こいつをさっと炙って冷酒の友に。
さっぱりした旨味を持つドンコを先に食べ
濃厚な旨味のスミヤキを後に食すと両方とも旨さが引き立つ。
煮魚も旨いが干物も表現できないほどの旨さ。
ところで小骨の多いスミヤキはどう料理しても面倒がられるが
早い話がアジの開きより食べやすいのは意外でしょ。
もっとも下ごしらえの時おおよその骨は取ってはあるが。
ドンコも旨いがスミヤキは旨いの三乗。
こんなところでしょうか表現としては。
釣れたら是非作ってみてください。

冷蔵庫で一昼夜。
こんな状態に仕上がったスミヤキ。
このまま更に1時間ほど日光に当てると旨味が増す。

ドンコの干物を焼いた。

スミヤキも焼いた。
皿は両方共流氷焼 植村宏光さん作陶。

一切れ焼いたスミヤキに入ってた小骨。
たったこれしかないから食べ難いなんてことはない。
アジの開きの方がよほど小骨に手こずる。
スミヤキ狙いでドンコはゲストなんて釣りはどうでしょうかね。
案外人気が出たりして。
アカムツ釣れないから八つ当たりで。


