海面に映し出される橙色がキラキラと光り
釣行時見慣れてる同じ光景が水平線上に演じられる。
この日も凪で滑るように船は進むが濃霧に包まれ視界は200mほど。
こんな時、船橋内は緊張の連続だろな。
レーダーだけが頼りの操船で、しかも20ノットほどの船足だから
緊急時にアスターンを掛けても何百メートルと進んでしまうだろに。
いつもなら苫小牧入港2時間前ほどで陸地は見えてくるが
今回は1時間ほど間際になってやっと見えてきた。
霧は徐々に収まって入港時は晴れ。
見慣れた景観の苫小牧港内に入る。
やがて下船準備の案内が放送され車輌デッキに降りる際
クルーの人達が通路で見送ってくれる。
親切に世話をしてくれたクルーに、また来るねと言いながら別れを惜しむ。
2泊の船旅はひとまず終了。

八戸沖の見事な日の出。

見慣れた苫小牧港。

甲板員が接岸準備に入る。


