慣れてしまえばこんな簡単なことはない干物作り。
しかも釣り魚なら何でも使え食味も万人向け。
干物作りの要点は塩分濃度と漬け時間だが
これとてこうしなければならないなんて決まりはない。
難しいこと見聞きするが要は塩分の対比を自分なりに決め
魚種によって漬け時間を調整すればよいだけでこれも直ぐになれる。
一般的には魚種によって塩分濃度を変えるからこれでややこしくなる。
漬け時間で調整した方が余程簡単。
水10に対し塩1の割合が我流なのだが例えば鯖なら30〜35分。
鰺は15分〜20分。白身魚で20〜25分。
時間幅は魚の大きさと脂の乗り具合が係わるから。
塩分強弱の好みは漬け時間の長短で調整すればよい。
これで何回かやってみてうまくいくようになったら
水以外に酒やみりん、醬油など。
昆布や砂糖も加えて自分流を作り出すと干物作りにはまり込むことになる。
市販品ではほとんど使われている化学調味料だけは使わない。
素材が新鮮だから焦げるほどには焼かず
うっすらキツネ色ぐらいに炙ればちょうど食べ頃。
塩分濃度10%は醬油を除く液体総量に対しての率。
その日の気温によって漬け時間を変えるなんて言いますが
それほど気にすることはないですね。(今までの経験から)
いっちょーやってみっかぁなんて方は是非どうぞ。
かーちゃん喜ぶこと受け合いですよ。

ユメカサゴの干物を炙った。
いつも3枚におろし腹骨も取り刺身にする状態で作りますが
頭を付け背開きでも腹開きでも干物らしくて良いですね。
見映えもいいし。
皿は三上 亮さんの象嵌アワビ皿。


