慣れてくるとカーブ以外は普通の道路と同じスピードで走れるようになる。
ただし昼間は。
ところがひとたび吹雪いてくると目線の低い乗用車からは
道路両側に積み上げられた雪の壁と道路との境目の判断がつき難くなり
地元の車でさえその壁に突っ込んでしまうのも結構ある。
こんな状況でも運転席の高いトラックはそこそこのスピードで走ってる。
目線の高い方がよく見えるんです。
北海道へは真冬に行くことが多いので
少しでも目線の高いランクルを使っているのだが
これだって乗用車よりはましといったところ。
外気がマイナス10度以下での猛吹雪
ホワイトアウトになると凍結しない作りになってる寒冷地用ワイパーでさえ
心許なくなり完全な働きはしなくなる。
走れるか否かのぎりぎりの時運良く避難シェルターがあって入る事ができると
正に地獄で仏の心境になるがまだまだシェルターの数が少ないのが現状だ。
怖いホワイトアウトはわかっていても
それでも真冬の北海道の魅力には勝てない。


