2013年10月26日

「ガン」と近藤 誠医師(6)

実はわたしの母親も70代半ばに乳ガンのハルステッド手術
(乳房を筋肉と共に切除)をし近藤 誠医師の言う金属製の皿に
ポンと置かれたのを執刀医に見せられたことがある。
乳首がポツンと上に付いた正に肉の塊。
あぁおれはこの乳首を吸って育ってきたんだなぁ、
とつまらんことを思ってしまった。

女性は年齢に関係無く乳房を失うことに青ざめ
我々が想像しきれないほどに心の痛みが残るという。

近藤 誠医師は日本で初めて乳ガン患者側に立って
医療を生かす道筋を作ってきた人だ。

放射線科に何がわかるかという外科医もいるようだが
こんな当人よりはるかに勉強してるし医療社会全般において
根本的な正論を張ってることは様々な著書を読めば理解できることだ。

日本の医療社会にこのような医師がいるということは
我々にとっても心強いことではないか。

ところでがんもどきとは「患者よがんと闘うな」の中で良性のがんにつけた
近藤 誠医師の創語で実に言い得て妙。
正にもどきだ。


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2013年10月25日

「ガン」と近藤 誠医師(5)

30代の女性患者はマスコミで乳房温存療法を知り
慶応大学病院を訪れ近藤先生の見解が知りたいと頼んだが黙殺された。

そのことを知った近藤医師は何とか患者と連絡を付け診察した。
アドバイスで患者は他の病院で希望する温存治療法を受けた。

文芸春秋編集部から「ガン治療について何か書かないか」と依頼があった。
世間に広く温存治療を伝えるチャンスと思い執筆する。
出世はどうでもよかったと書いてる。

もっとも教授などへの出世を考えたらとてもできることではない。
しかし孤立して生きていくことに自分は耐えられるかとの不安はあったらしい。

その後著書を次々に出版することになる。
名だたるガンの名医や権威に近藤医師との対談を申し込んだ編集長は
全員に拒否された。
それはそうだろう。
どんなに権威ある名医でも正論を論破することは不可能なのだから。

しかし病院内では他科から患者がぴたりと回ってこなくなったし
露骨に嫌な顔をする者もいたと書いてる。


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2013年10月24日

「ガン」と近藤 誠医師(4)

研修医になって初めて立ち会った手術は
40代の乳ガン患者の手術だったとのこと。
乳房と筋肉がひとかたまりになって体から切り離され
金属製の盆にポンと置かれたときは溜め息が出たと書いてる。

近藤医師はこの時乳房温存療法を広めなければと痛感し
1988年月刊誌「文芸春秋」6月号に
「乳ガンが切らずに治る」と題した論文を発表。

東大と慶応大学病院の名をあげ
ハルステッド手術(前記全摘出手術)のやり過ぎと指摘し
これは外科医の犯罪行為ではないかと問題提起した。

この時点で講師止まりが決まったようなもので
教授にまでなれる訳がないこと十分承知の上だったらしい。
つまり治療は患者の為にあるべきで
外科医の名誉などにするのはもっての他だとも書いている。

正にこれだけの事を発表できる医師は他にもいないだろう。
やはり自分の保身を考えればもっともなことだ。

医療関係は強固なムラ社会で
「裏切り者の烙印」を押されたくないということだ。


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2013年10月23日

「ガン」と近藤 誠医師(3)

医療社会はとても一筋縄ではいかないらしく製薬会社、医療機関
それに行政はからみ尚かつ医師間の競い合いのようなものがあり
それらに利害や名誉などが複雑に絡み合って
患者本位の医療社会とは言えないと警鐘を鳴らしている。

昔札幌医大で国内初めて和田教授執刀の心臓移植手術があって
結果的には失敗を招いたことがあったが
これなども教授が名誉を追ったことではなかったか。

製薬会社から医療機関への金の流れなどは素人にはわからないことだし
言うなればこのような深部まで曝け出し社会に問うてることで
今でも慶応大学病院の放射線科の一講師に止まっている。
つまり出世できない。

同級生間では一番に教授になるだろうと言われてたというが
本人は十分承知の上で真実を著し続け影でいろいろ反発する専門家もいるが
正面立って論陣を張れる人はいないらしい。
つまり正論には太刀打ちできないのだろう。

ガンになったら無駄なことはせず成り行きに任せば
自然で安堵な臨終が迎えられるし、これが自然の摂理だとも書いている。

いやもっともだ。
患者を利害関係の材料にしてはいけない。


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2013年10月22日

ヘチマを食べた

この前ヘチマを紹介しましたがそのヘチマ、食べてみました。
73年も生きてきて初めて口にするものってそうはないですね。
このヘチマが正にそれです。

酒、みりん、醤油で煮たのですがこれがとても旨い。
どういう味かを言葉で表すのが難しく
少しとろっとしてほんの僅かな苦味が癖になりそうな味。
今まで食べてきたものに全く当てはめられない独特の風味とでもいうか、
ヘチマって中々旨いんだなぁ、が実感であのヘチマだわしをイメージすると
とても食べられそうにはないんだが。

このヘチマ友人宅の庭で作ったものを珍しいから食べてみてと
もらったものだからもちろん無農薬のピッカピカ。
酒の肴になるなんてこのかた知らなかった。


001.jpg
煮付けたヘチマ。
歯触りショリショリで少しぬめりがあり味も中まで染み込んで
他の物に例えようがない。


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