その航行中トビウオがデッキに飛び込んでくることがあった。
何もわざわざ船に入り込まなくてもよいのに。
これと同じ様に今のマリーナの出入り時に大きなボラが飛び込んできて
デッキでドッシンバッタンで初めは何事かとびっくりすることがある。
丸太んぼうの様なでかいのがデッキで跳ねると迫力がある。
ボラと言えば小田原の早川港の岸壁で何人も並んでボラ釣りをしてるのだが
その周りは捨てたボラだらけ。
カラスミを作るのに雌ボラしか持ち帰らないんですね。
雄の丸々としたのがごろごろ散らばってる異様な光景。
もう一つおもしろい話がある。
300年ほど前の本「本朝食鑑」には
「もし漁師が沢山のボラを獲ろうと欲張り、長くその場に居続けると
驚くボラが次から次に船に飛び入り船が沈むことがある」
なんて記されてるそうな。
きっと実際の出来事なのだろう。
船と魚の関係は興味尽きない。


