従ってその移り変わりも肌で感じ取ることができる。
国全体の人口数が減ってきているし今後も減り続けるであろうことから
それらの歪みが地方都市全体に現れているように見える。
札幌のように人口が増えている地方都市もあるが大都市だからだろう。
これは東京都同様、人々が小さな市町村から大都市に流入してるからで
つまり一極集中型になってその分ますます小さな地方都市は人が減り続ける。
車旅ではできるだけその地の鉄道の一番大きな駅を見るようにしてる。
ここを見ると一番よくわかるから。
主にJRの駅になるのだがとにかく人がいない。
当然街中にも。
これで果たして財政が持つのだろうかとさえ思われる所がほとんどで
こればかりは旅人の心を寂しくさせる。
高度経済政策のブラックの部分だろう。
北海道で見れば札幌が一人勝ちで
旭川や函館の大きな都市でさえも人口は減り続けている。
旅先の街中を歩く時アーケード街を見つけては散策してみるのだが
ほとんどが申し合わせたようなシャッター街になって
ほんとに見るに忍びない。
そしてここの商店のそれぞれが活況をきたし
沢山の人々が所狭しと歩いている光景を想像してみたりもするのだが。
これらの状況は今後改善される気運もないことから
これ以上酷い姿になって夕張市のような結末を辿る所も
出てくる可能性は十分過ぎるほどある。
国全体がそもそもの行政を
こんな面からも考え直す時期にあるように思えてならない。
大都市だけが潤い地方都市が衰退し続ければ
何れはそのツケが大都市にも跳ね返ってくることは至極明白なのだから。
車旅をしながらその実状を見るにつけいつもこんなことを考えてしまいます。


