さてさて何を注文しようかと。
仲居さんが注文票を持ってやってくる。
取り敢えず全員生ビール大。
それと焼き鳥を5〜6本もらおうかな。
なんてことになるが、この5〜6本って何だ?
はっきりしなくていいのか。
もし日本に来たばかりのアメリカ人が仲間内にいたら???だろな。
5本か6本かはっきりしろい、なんてことにね。
ところがベテラン仲居さんはこの辺の事情をわきまえてて
「それじゃさしずめ5本もお持ちしましょうか」
なんてことになる。
決して多い方の6本とは言わない。
これ人の知恵なんですね。
美徳なんですね。
注文する方は曖昧な数を言うが仲居さんの知恵でことがスムーズに運ぶ。
つまり間にファジーが入るんですね。
中間色というか何となく奥ゆかしさみないのがある。
メーカーと商社間取引きでも
お互いの阿吽の呼吸でこういう部分もあるそうですよ。
それで事がうまく運ぶ。
実に日本人の知恵というか、どんなシーンにでも応用できますね。
ファジーは大切な部分。
角が立たず波も立てずで。


