「ノミの心臓だからなぁー」
なんて言われたりする。
ところで果たしてあの小さなノミの心臓なんて目に見えるんかいな。
でも確実にあるからああやって飛び跳ねたりできるんだろうし。
かーちゃんが心臓の大手術をしてから一年になる。
胸部を切り開いた後が少々痛々しいし胸骨はステンレスワイヤーで縛ってある。
ところで心臓ってノミのものほどでは当然ないが以外と小さいんですね。
重さにして200〜300gほど。
容積も200ccぐらいしかない。
缶ビールだって350ccですからね。
こんな小さなもので何十キロもの体重の隅々まで
のべつくまなく血液を送り届けているのは意外だ。
そう言えば魚でもそうですね。
マグロやカツオ、それにサバだって随分と小さいですね。
あの小さな心臓で水中のあれだけのアクションに耐えてるんだから驚く。
新聞に人工心臓なるものが出てた。
凄いですね、機械ですよ。
筋肉じゃないんですよ。
もうこうなると胃袋も腸も肺も何もかも人工物の時代が来そうに思うけど。
補聴器は基より義歯や眼鏡も人工物だし
脳だってその内コンピューターが入るかもよ。
筋肉だって既にあるじゃないですか、腕や足を動かすのが。
何だか人工物だらけになっても生きていけそうな気がするけど。
半人工人間だな。
そうそう人工血管、人工腱、人工骨なんてのもあるし
一時的には人工心肺もある。
人の英知には驚くばかりだ。

人工心臓も随分と小さい。



