以前の箱根ターンパイクの山頂付近の駐車場に
“エンジンブレーキ(以後E.B)の使い方”なんて懇切丁寧に
これまた大きな看板に書かれてる。
車を走らせながらでも目につく大きな文字のキャッチフレーズ。
ところでE.Bの使い方なんてそんなに細々説明する内容あるのかしら、
なんて突っ込み入れたくなるけど。
ディーラーで車の説明を聞いてた初心者が
「E.Bってどこに付いてるの?」
なんて営業マンに聞いたとか笑い話みたいなことあるようだけど。
ターンパイクは魔の急勾配と言われるほど急坂の連続で
ドラムブレーキが主流だった頃、下りでブレーキの使いすぎにより
ドラムが加熱しブレーキオイルが役立たず
料金所に飛び込んだり崖から落ちたりと事故の名所だった。
多分E.Bの使い方の知識が低かったから
上記のような注意書きが必要だったのだろう。
ところでガソリンエンジンとディーゼルエンジンとでは
E.Bの効き具合がまるで違う。
2倍くらいの差があるように感じる。
もっとも排気量と重量とにも係わるけど。
ディーゼルは圧縮比が高いから
E.Bをかけた時エンジンは車速に大きな負担をかける。
結果として大きなブレーキ力が得られる。
時々かーちゃんの車を運転するが下り坂で2速に入れても
何だこりゃあE.B効いてんのか?
なんて感じてしまうのはガソリンエンジンだから。
そのような面からもディーゼルエンジンは扱いやすい。
そうそうオートマの1速に入れて減速する人いるようだけど
これやるとトルクコンバーターがおしゃかになります。
速度にもよるけど。



