とりわけプレジャーボートは夢がありゴージャズだ。
全長が短い船でもキャビンの大きさと高さがあり
船自体の巾があるため同じ長さの漁船と比べると遥かに大きく見える。
女の子なんか連れてきたら、わーステキ、なんてことになるのだが
残念なことに釣り全般はこなせづらい。
ところで釣り船、いわゆる漁船。
これにも特長があって本来それほど船速を重視しない一般の船は
バウが反り上がってスプレーを避ける船形になっているが
スピードを求める船形のバウはほとんどフラットだ。
だからバウが反り上がってる船は
大きなうねりに合うと青い空ばかり見るようになるから
多少は操舵席をかさ上げしてクリアしてる。
一方船速重視の船はバウを低くしスピード感のある外見だが
荒波をスピードに任せて走らせるとバウが海水に突っ込んで海水をしゃくり上げ
まともにスプレーの洗礼を受けることになる。
ダボハゼ丸が正にそれだ。
もう一つ。
出どもがあるのが漁船の特長だ。
船底の全長より船上の長さが稼げ
何よりそこにスパンカーを設置すれば効果が大きい。
この出どもとスパンカーを考案した人は余程頭脳明晰な人だったに違いない。
今までのプレジャーボートから
釣り本来の漁船の購入を考えていらっしゃる方は
この辺も参考に船選びをされるといいでしょうね。

一般の漁船の船先。
前方に反り上がっている。

船速重視の船先はほぼフラットだ。
これで風圧はかなり凌げる。



