前回の大オニポイントで2匹目のドジョウならぬ大オニを目論んで
140m立ちをやってたらオニの他にクロムツ、アヤメカサゴに混じって
宝石サンゴまで釣り上げちゃった。
根がかりしたのをそのまま強引に引っ張ったらムツ針18号に掛かってきた。
Aさん曰く
「それ本サンゴだから高価物だよ」
って。
何だか儲けちゃった気分だな。
こんなのが生えているんだから
地質は相当硬い岩礁のはずで根魚が寄るわけだ。
そうこうしている中
Aさんがとんでもない大物を掛けて楽しそうにやり取りしだした。
脇で見てても間違いなく2kgオーバーのオニを掛けたと思ったが
何となく引きが違うが鮫ではなさそう。
時間かけて浮かしたのが巨大クロアナゴ。
タモ取りしてデッキに放り出したらやたら喰い付く。
ゴム長にまで喰い付いてきて危ないったらありゃしない。
首の真上を刺して締めたがしばらく生きてたよ。
Aさん持っていかないって言うから、それじゃ蒲焼きの50人前も作るか、と
持ち帰りさばいたが身は真白で旨そう。
でもこの大きさだと一度蒸してから焼かないとだめだろな。
いずれにしても骨切りをしてからと包丁を入れたが
刃がシュッシュッって入らない。
ゴリッゴリッ。
えっ、こりゃだめだ。
この硬さじゃ蒸しても焼いてもだめだぞ。よわったなぁ。
特に肛門から下の部分は鉄筋コンクリートだよ。
仕方なく頭寄りの骨の少ない部分を唐揚げにしてみたら
これは何とかいけるが味がね“コク”があり過ぎて量は食べられない。
油温も170度でじっくり揚げたからホクホクはしているのだがそうだなぁー、
日本酒で言うと重たい酒といったところか。
次に釣れたら多分持ち帰らないだろうな。

今日もキロ級を釣り上げたAさん。

船頭も負けじと。

宝石サンゴ。

グロなクロアナゴ。フエンダーにまで食いついたよ。
後ろのゴム長と比較すると太さが分かります

さばいた身は真白で何となくウツボの身に似てるね。



