普通は投げちゃいますよね(北海道弁で捨てる)
こいつを後生大事に取り込み一手間も二手間もかけて
美味しいものを作り上げる。
とても楽しいことですね。
もっともトウジンは刺身にしても少し甘味があって歯応えもいいし
捨てるにはもったいない魚ではあるけどあの姿形がね〜。
食欲を刺激しませんね。
海のネズミですから。
先日アコウ探しの時にトウジン5kg、沖ギス2kgくらい二人して釣った。
とにかく良い比率なの。この2種類。
練製品にはね。
船上でいくら暇とは言え、クソ寒い中せっせと下ごしらえしてるAさん。
こいつを家で薩摩揚げにする。
毎年もらう。
毎年旨い。
本当に旨い。
もちろん白いインベーダーなんか使ってませんよ。
手抜きをせず材料の持ち味を最大限引き出し
“真面目”にきちっと作れば先日書いた醤油の如き本物が出来るのと同様、
子供にいくら食べさせても大丈夫。
アコウ釣りで本命がだめでもこの楽しみがあるから止められないね。
頂く側に取っては。
船頭はと言えば風邪薬飲みながら船の上で。
釣りキチとか釣りバカの範囲じゃないな。

Aさんが作る本物の旨い旨い薩摩揚げ。
皿は三上 亮さん作陶。



