その家屋の売り物や貸家が増えてるそうな。
一方都会生活に別れを告げ田舎暮らしを夢見る人も多いと聞く。
需要と供給の原理が成り立つかのように見えるが安易ではなさそう。
都会生活が長い人が漠然と田舎に憧れるのは
誰でも心の中に多少はあるのだろうが
いざ少しだけでも具体的に考え進めてみると
こりゃぁー大変そうと思われることに突き当たり
夢だけに終わってしまう人の方が多いのでは。
大型の分譲地やマンションでは旧住民との接触はそれ程生じないが
そうではない場合、この接触は避けられないから
昔からの冠婚葬祭や他の習わしの事だけ考えてもしんどくなってしまう。
ましてや田舎生活ならこの影響はもろに受けざるを得ないことになる。
こりゃぁ大変だ。
まずこの段階で振り落とされる。
都会人同志の人とのつながりとは
全く異質な環境に置かれるのだから無理はない巨視的な問題点。
小さな視点から見えてくるのは実生活上のこと。
暖冷房のことトイレのこと。
水洗トイレで慣らされてる人がぽっとんトイレ。
それも外の別棟だったら。
気が滅入っちゃうでしょ。
システムキッチンなんてまず望めないし、下手すりゃ五右衛門風呂。
雨漏りや隙間風。
雨が降れば家の前の道路はぬかるみになるし。
等々、他に細かいこと考えたらきりがないくらいに。
だから都会からある程度近くて
少しでも問題点をクリアできる所をと考えると
ある程度田舎暮らし、ある程度都会暮らしというところに
落ち着いてしまうのだろうが、
これでは何のための田舎暮らしなんだになってしまう。
中々簡単にはいかない田舎暮らし。
夢だけにしておいた方が良いかもしれないですね。



